メルケル首相の生い立ちや経歴は?サッカー好きのリケジョ!

2015年8月に難民の大量受け入れ政策を発表して支持率を大きく落としたメルケル首相。

しかしEUを牽引する政治・経済大国ドイツのトップとしての存在感はやはり圧倒的です。

今回は、EUのリーダーでドイツ連邦共和国のアンゲラ・メルケル首相についてまとめてみました。

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メルケル首相の生い立ち

西ドイツから東ドイツへ

本名はアンゲラ・ドロテア・メルケル

1954年7月17日西ドイツのハンブルクで生まれました。

ご両親とお兄さん、メルケルさん、弟さん一人、妹さんが二人います。

お父さんの名前はホルスト・カスナーで、お仕事はベルリン=ブランデンブルク福音主義教会の牧師でした。

お母さんはヘルリント・カスナーで、ラテン語と英語の教師でした。

メルケルさんは生まれてすぐ、お父さんの仕事の都合で西ドイツから東ドイツへ移住しています。

成績優秀のリケジョ

東ドイツで子ども時代を過ごしたメルケルさんですが、学業はとても優秀で、ずっと日本でいうところのオール5だったそうです。

特に数学とロシア語が得意でした。

リケジョのメルケルさんは1973年ライプツィヒ大学に入学物理学を専攻して、ここでも成績優良で1978年に学士号を取得しています。

大学を卒業後、東ベルリンにある科学アカデミーに就職しました。

そして1986年に理論物理学の博士号を取っています。

「メルケル」は前の夫の姓

大学生の頃のメルケルさんは地味で目立たない存在だったと言われていますが、ポーランドまで自転車で長期の旅行をしたり、勢いで(かどうかは分かりませんが)学生結婚したりと、現在の政治姿勢に見られるように、やるときはやる女だったようです。

1977年に学生同士で結婚したウルリッヒ・メルケルさんとは、4年後の1981年に離婚しています。

事情は良く分かりませんが、メルケルさんの姓を今でも名乗っているんですね。

1998年に科学アカデミーで以前から知り合いだった、ヨアヒム・ザウアーさんと結婚をしています。

ザウアーさんは量子化学者で、フンボルト大学ベルリンで物理と理論科学の教授をしています。

メルケルさんとザウアーさんの間に子どもはいません。

ちなみにメルケルさんの身長は、ドイツ人女性の平均身長と同じ165cmです。

メルケル首相の経歴

メルケルさんが政治家になったのは、1989年のベルリンの壁の崩壊後です。

ベルリンの壁の崩壊後、科学アカデミーの先行きに不安を感じたメルケルさんは辞職し、何か思うところがあったのか、「民主主義の出発」という、過去、東ドイツに存在した政党の結党メンバーになりました。

そして翌年の1990年、ドイツキリスト教民主同盟(以降、CDU)から出馬して、36歳のときに初当選します。

2000年4月、CDU党首に就任。

2005年11月、51歳で第8代ドイツ連邦共和国首相となりました。

ドイツ史上歴代最年少かつ初の女性首相でもあります。

現在は3期目で、今期の任期は2017年末までです。

メルケルさん曰く、「最後の任期」とのことですが、12年間もの長期政権を手堅く運営されてきた手腕は、高く評価されて良いと思います。

外見や雰囲気から「ドイツのお母さん」と形容されています。

メルケル首相の政策

脱原発問題について

CDUは「原発推進」を党是としていますので、メルケルさんもかつては「原発推進派」でした。

しかし、2011年3月に起きた東日本大震災による福島原発事故の参状を見て、考えを180度転換させます。

わずか3ヶ月後の2011年6月には、ドイツ連邦議会で2022年末までに原発の完全停止を決定しました。

理論物理学者のメルケルさんのことですから、熟考の末に出した結論だと思いますが、あまりに突然の方針転換だったので、ドイツ国内で大きな批判と混乱が起きました。

しかし原発反対派からは、最も合理的な決断をしてくれたと賞賛されました。

移民・難民問題について

シリア人を含む中東諸国難民の大量受け入れを表明したメルケルさんは、国内の有権者からは支持を大きく落としEU諸国からは批判が集中しました。

日本と同じように少子高齢化が進むドイツでは、労働力の確保のために、難民受け入れには積極的にならざるを得ませんが、難民のうち、優秀な技術者や質の良い労働力(健康で、教養があり、手に職を持った人間)だけを受け入れるという虫の良い話は通用しません。

もし雇用問題や少子高齢化問題を難民の受け入れで片付けようと考えていたとしたら、メルケルさんらしくない浅慮です。

国内で移民や難民による事件やテロが頻発して、難民受け入れに反対の立場を取る右派政党が台頭してきました。

移民や難民に寛容な政策を取ってきたメルケルさんにとって、さらに難しい立場に立たされることが予想されます。

メルケル首相のまとめ

メルケルさんはかなりのサッカー好きで、「ドイツ代表12番目の選手」を自認しているそうです。

2006年のワールドカップでは、自国開催ということもあり、全試合をスタジアムで応援しています。

首相ともなれば難なく「プラチナチケット」が手に入るんでしょうね。

2014年のドイツが優勝したワールドカップでは、試合後にロッカールームを訪れ、選手たちを労(ねぎら)いました。

メルケルさんはドイツ代表の試合を12回観戦していますが、そのうち11回も勝利しているので、「勝利の女神」と呼ばれているそうですよ。

もうドイツ代表の「絶対負けられない試合」には、メルケルさんをベンチに座らせておくしかないですね。

今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。

まさきちでした。

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