イリエワニとばったり出会ったときにきっと役に立つマメ知識!

世界最大の爬虫類で、鋭利な歯が並ぶ大きな顎を持つ凶悪な外見のイリエワニ。

オスは体長が5mにもなり、その恐ろしげな姿は、まるで現代に生きる恐竜です。

今回は、そんな強面(こわもて)なのに思わぬ弱点があるイリエワニについて紹介したいと思います。

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イリエワニのプロフィール

名前  イリエワニ(英名Saltwater Crocodile)

種族  爬虫類

食性  動物食

生息地 インド洋、東南アジア、太平洋の沿岸地域

体長  5~6m

体重  オス40~1000kg、メス80~100kg

速度  24~29kg(水中)

寿命  約70年

イリエワニの英名と和名の由来

イリエワニは海を泳ぐことが得意で、1000km以上も遠泳できる能力があります。

英名で「Saltwater Crocodile(塩水のワニ)」と呼ばれる理由ですね。

そのため生息地域はとても広範囲で、何と日本でも目撃された例があります。

「イリエワニ」という和名は、入江や三角州のマングローブ林を好んで生息していることから、その名前が付きました。

捕獲されたワニで世界最大の「ロロン」

_ロロン

2011年9月、フィリピンのミンダナオ島ブナワンで、体長6.17m、体重1075kgの超巨大なイリエワニが捕獲されました。

捕獲した漁師さんの名前から「ロロン」と名付けられています。

ロロンは地元の住人の12歳の少女と農民二人を襲って食べたそうです。

人食いワニを野放しにはできないということで捕獲作戦が展開されましたが、最初に仕掛けた4つのワナはすべて壊されました。

新しく仕掛けた鉄製の頑丈なワナでやっと捕まえることができましたが、捕まえるまでに3週間もかかりました。

ロロンは「世界最大の捕獲されたワニ」としてギネスブックに認定され、ブナワン・エコパーク研究センターで人気者として暮らしていましたが、2013年2月に原因不明で死にました。

一撃必殺&ツイスト

イリエワニの顎の力は非常に強く、獲物を捕らえたら最初の一噛みで死に至らしめることができます。

まさに「一撃必殺」ですね。

その後、動かなくなった獲物を水中に引きずり込んでゆっくり食べるのです。

イリエワニの食事は豪快で、獲物をほぼ丸飲みします。

獲物が大きくて丸飲みできない場合は、噛みついたままグルグルと体を回転させて肉を引きちぎります。

「ツイスト」と呼ばれる食べ方ですが、あの巨体を水中で回転させている様子はド迫力でしょうね。

イリエワニ

顎を閉じる力は260kg

イリエワニの顎の力は非常に強いと書きましたが、何と1平方cm当たり約260kgもあります。

僕たち人間の噛む力は10~14kgですので、およそ20倍です。

肉食獣のハイエナやライオン、トラなどでも約70kgですので、イリエワニの顎の力の強さは桁違いだということが分かると思います。

もしどこかでイリエワニにばったり出くわしてしまったら、僕たち人間はそこで覚悟を決めなければならないようです。

顎を開く力は30kg

でも大丈夫、安心してください。

イリエワニには思わぬ弱点がありました。

先に説明したように噛む力は恐ろしく強力ですが、実は、顎を開ける方の力はそれほど強くありません。

握力でいうと30kgほどの力です。

中学1年生男子の平均握力が約30kgなので、イリエワニが顎を開けないように押さえ込めば、中学生でも十分に太刀打ちできます。

まあ、イリエワニの顔の前に自分の腕を持っていく勇気があればの話ですが。

とにかく、人生何が起きるか分かりません。

もしイリエワニとエンカウントする機会があったら、「顎を開く力は30kg」を思い出して、極力冷静に対応してください。

イリエワニ

おわりに

その昔、ツーリングの途中で寄った、静岡の熱川バナナワニ園のワニの群れのことを、記事を書きながら思い出していました。

ワニなんてあんな安全な場所から見ていても恐いのに、水辺なんかで出会ってしまったらその恐怖たるや、想像するだけで背筋がゾクゾクしてきますよね。

 今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。

まさきちでした。

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