テリーザ・メイ内相が英国の新首相に!経歴や移民問題は?

2016年7月13日に、英国の首相に、テリーザ・メイ内相(59歳)が就任することが決まりました。

「鉄の女」と呼ばれた故サッチャー首相以来26年ぶりで、史上二人目の女性首相になります。

今回は、EU離脱で大変なこの時期に首相就任のテリーザ・メイ内相ついて紹介したいと思います。

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テリーザ・メイ首相就任

メイさんの首相就任は、デービッド・キャメロン現首相の後任を決める与党・保守党の党首選挙で、最後の対立候補だったアンドレア・レッドソムエネルギー閣外相が撤退したことを受けて確定しました。

キャメロン首相は11日の発表で、13日に議会で最後となる質疑応答に出席したあと、エリザベス女王に辞表を提出すると発表しました。

その後、メイさんが13日夜に首相に就任します。

メイさんはこれから、先日の国民投票で承認された欧州連合(EU)離脱に向けた交渉を率いていくことになります。

夫のフィリップさんや支持を表明している議員たちとともに、議会前に姿を見せたメイさんは、「英国にとって最善のEU離脱条件を目指し交渉に当たる」必要性を強調しました。

テリーザ・メイのプロフィール

1956年10月1日、イーストボーン生まれです。

正式な名前は、テリーザ・メアリー・メイ(Theresa Mary May)さん。

夫のフィリップさんと二人暮らしで、子どもはいません。

メイさんに子どもがいないことを見下すような発言をアンドレア・レッドソムさんがしてしまい、そのことで批判が相次ぎ、結局、レッドソムさんは党首選挙から撤退するはめになりました。

どこの国でも、政治家の迂闊な発言は命取りになりますね。

メイさんは靴が大好きで、いつもおしゃれな靴をはいています。

一番のお気に入りはヒョウ柄の靴だそうですよ。

好きな音楽はアバの「ダンシング・クイーン」で、好きな食べ物はポテトチップスだそうです。

「九州しょうゆ味」のポテトチップスは好きかなぁ。

メイさんはお料理するのが好きなんでしょうね、料理本を100冊以上も持っているそうですよ。

英国にも「クックパッド」みたいなサイトがあったら、会員登録しているかも知れませんね。

メイさんのお父さんは英国国教会司祭で公共活動派でした。

そのお父さんに影響され、12歳のときには政治家を志していたそうです。

すごいですね、12歳で政治家になろうとか決めるなんて。

グラマースクールと呼ばれる公立進学校を経て、オックスフォード大学に入学

セント・ヒューズ・カレッジで地理学を学びました。

大学で、夫となるフィリップさんと知り合っています

メイさんとフィリップさんの間を取り持ったのは、後にパキスタンでイスラム圏初の女性首相となったブットさんだったそうです。

そのブットさんは2007年に暗殺されています。

ご夫婦は大変悲しまれたことでしょうね。

そして「首相になりたい」という野望を友人に打ち明けたのも大学生のときでした。

オックスフォード大学卒業後は英中央銀行イングランド銀行に勤務しました。

銀行を辞めてAPACS(Association for Payment Clearing Services)で働いたそうですが、僕はAPACSが何なのかは分かりません(ごめんなさい)。

その後、1997年から下院議員になります。

メイさんの子供の頃の目標通り、ついに政治家になりましたね。

2002年に保守党のチェアパーソンに就任します。

2010年の総選挙で保守党が勝利し、メイさんは内相(内務大臣)になりました。

2010年のキャメロン政権発足時から首相になる今年まで6年間、内相として移民問題を担当していました。

仕事熱心なことで知られ、深夜までデスクワークを続けることも多いそうです。

すべて自分で決めないと気が済まない性格とされ、「一匹おおかみ」の異名も持っています。

派手なパフォーマンスを嫌い、党内の派閥や権力争いと距離を置いて敵をつくらなかったことが、国民投票でEU離脱が決まり、国と党が右往左往する状況下で強みになりました。

そして2016年7月、12歳のときに政治家を志して47年、ついに59歳で英国首相に就任しました。

周囲は期待を込め、英国経済を立て直した「鉄の女」故サッチャー元首相の姿に重ね合わせますが、メイさん本人はサッチャーさんと比較されるのは好きではないそうです。

テリーザ・メイの政策

メイさんは首相就任が決定したことで、2016年7月12日、英議会前で演説を行いました。

演説の中で「特権的な少数の人のために機能する国ではなく、私たち全員のために機能する国のビジョン」を自分は抱いていると述べました。

とはいえ、マクロ経済の財政政策に関しては緊縮寄りであり、歳出削減と財政赤字削減を進めていくと説明しています。

英国のEU離脱の是非を問う国民投票でメイさんは「残留派」でしたが、元々「EU懐疑派」でした。

メイさんは党首選に立候補後の演説で繰り返し「ブレグジット(英国のEU離脱)は文字通りブレグジットだ」と強調してきました。

演説では、一部でくすぶる国民投票やり直しへの期待や、交渉により事実上EUを離脱していないような状態に持ち込もうという中途半端な姿勢、EU離脱後の再加盟などの可能性をきっぱり否定しました。

EU離脱交渉では、人の移動の自由の制限とサービス・財の貿易の両方を可能な限り要求していく考えを示しています。

欧州連合条約(TEU)については、英国の交渉方針が合意に至るまでは行使せず、2016年度内の行使はないとみられていますが、早期交渉を求めるEUとは摩擦が強まりそうです。

おわりに

世界の大勢が予想していたように、僕も英国は「EU残留」で落ち着くと思っていました。

ところがふたを開けてみると驚きの「EU離脱」ですよ。

「離脱」に投票した人が、インタビューで「僕の一票は関係ないと思っていた」とか寝ぼけたことを答えていましたが、何で関係ないと思ったんでしょうかね?

その後の「国民投票やり直しキャンペーン」には思わず笑ってしまいましたが、今回の結果を英国がだいぶ後悔していることだけは理解できました。

でもまあ、「覆水盆に返らず」ですよね。

新しい首相のもと、新しい英国の道を進んでいくしかありません。

案外、EU離脱したおかげでうまくいくことが増えるかも知れませんし。

今回の記事が皆さんの参考になれば幸いです。

まさきちでした。

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